― エサキダイオード特集号 ―
( 再  掲 )

 

 本特集号が発行された当時、「通研」でエサキダイオード(E.D.)そのものの製法・特性・安定性などの研究を直接担当していた研究グループは、かつて「電子管研究室」で電子管用陰極の研究を最後まで行っていた中項目研究グループであった。そのグループリーダは、本特集号において『エサキダイオードに関連した特異な物理現象』について執筆すると共に『E.D.に関する特許』などの紹介も行っている。また、このグループに属した研究者(H.N.氏ら)は、『エサキダイオードの測定法』についても、世界的な測定法の基準となる研究成果を発表している。
なお、神代分室員であったK.F.氏は、本号においてE.D.の回路応用(論理・記憶)についての執筆も行っている。
昭和39年「電気通信学会誌」