「通研」でE.D.の研究をテーマとして貢献した卒研生の方々




(一部補筆再掲)
 

 
 エサキダイオードそのものの研究を担当したかつての「電子管用陰極の研究」グループは、多少強化されたものの数名にとどまる陣容であった。このグループで大きな役割を演じたのが外部の大学より受入れた卒業研究生の人々であった。これらの人々は、E.D.の製法・特性解析から測定法や寿命特性の検討に至るあらゆるテーマで研究に貢献された。『研究実用化報告』に謝辞として載っている方もいるが、多くの方々については、その名前が埋もれている。ここで改めて、電子管陰極の研究に従事された方も含め、昭和31年度卒から昭和41年度卒までの11年間にわたりこのグループで卒業研究を行った方々をここに明記し、これらの方々の貢献に改めて感謝の意を表する。
なお、この図に示す二本の曲線は学会的に電子管から半導体への研究がどのように移り変わったかを示すデータである。