中村 修二さんについて
『日本のエレクトロニクスの源流』の執筆・編集には丸三年余の歳月を要し、この間武田さんのお住まいである「聖ルカレジデンス」に二十数回通った。その度毎に見晴らしの良い聖ルカ・タワー二十三階のレストランで昼食を戴きながら四方山話を武田さんと交わした。 平成11年頃であったろうか、こうした場で、中村修二さんという方が、数年前のことになるが半導体デバイスの分野で世界中で追い求めてきた「青色発光ダイオード・レーザダイオード」の開発・実用化に成功され、関係者一同大きな衝撃でこれを受けとめたことをお話した。 武田さんは未だご存知なかったようで感心してこのことを聞いておられた。
中村さんの御仕事の素晴らしさを武田さんに初めてお話したこと